県高P連大会会津大会の御礼とこれからのPTA活動
福島県高等学校PTA連合会 会長 鈴木健児
日頃から福島県高等学校PTA連合会の活動には、ご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。
昨年度に引き続き、令和6年度の会長を務めております、橘高等学校父母と教師の会会長の鈴木健児と申します。よろしくお願いいたします。
今年度は県や東北、全国の高P連が主催いたします大会、理事会等すべて、コロナ禍以前の形で行うことが出来ました。福島県でも会津地区の皆様のご協力のもと、意見交換会を含めた総会と県大会の同日リアル開催が再開出来ました。私といたしましても、やはり各地区が一堂に会する形で県大会を行い、各地区の皆様と交流を深められたことは感慨深いものがあります。県高P連一丸となって、改めて子供たちに向き合っていくための足場作りになったと思っております。大会準備に奔走してくださった会津地区の皆さん、本当にお疲れ様でした。この場をお借りいたしまして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
また、今年度より全国高P連の会長に、青森県の田名部智之氏が就任され、東北高P連としても「東北はワンチーム」の思いで一致団結して取り組んでおります。昨年度は福島、今年度は山形で開催されました東北大会も盛況のうちに幕を閉じ、来年度の宮城大会に向かって準備している所でございます。皆様におかれましても引き続きご協力のほど、よろしくお願いいたします。
今一度県、単Pのほうに目を向けますと、生徒数の減少等に端を発した統廃合が進み、来年度も併合から新しい形で歴史を刻む高校があるなど、PTAそのものの運営を含めて、やはり各校課題はあると思います。役員のなり手不足、不要論、会費云々と挙げればキリがありませんが、就任以来徹底して言い続けて参りましたように、保護者と教師が同じ思いで、子供たちに顔を向けたPTAであり続けるよう、県高P連は努力してまいります。会員の皆様におかれましても変わらぬご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
5月30日・31日の2日間にわたり、会津若松ワシントンホテルにおいて、令和6年並びに並びに第74回会津大会が開催されました。3年に及ぶコロナ禍と昨年度本県で開催された東北大会の関係から、総会と研究大会を合わせて開催するのは令和元年の福島大会以来5年ぶりのことで、経験した方がいない中、準備、運営に当たられ、素晴らしい大会にしていただいた会津地区会の皆様に、心から感謝を申し上げます。
第1日目の午前に行われた総会は、議決権を有する理事・単P会長等106名のうち 98名(委任状を含む)が出席し、5年度の事業及び決算報告、本年度の事業計画及び予算、役員の改選、会費の改定案の提出6議案すべてが賛成多数で承認されました。会長は鈴木健児氏(橘)が再任となり、その他各地区会から推薦のあった副会長以下理事の顔ぶれは変わり、新体制が発足しました。
また、平成30年度総会以来7年ぶりの提案となる会費の改定については、生徒数の減少、諸物価の高騰等に対応するためとして、令和7年度の徴収分から、現行の生徒一人当 り220円から350円(定時制は100円から180円)とする案が可決されました。(6年度役員、事業計画等についてはHPに掲載しておりますのでご覧ください。)
第74回会津大会は約270名の会員の皆様の参加を得て、30日午後から開会行事が行われ、渡邉忍実行委員長(会津工業)、鈴木会長の挨拶に続き、知事代理の本田伸雄会津地方振興局長をはじめ、来賓の皆様からご祝辞をいただきました。席上表彰も行われ、県連役員を務められた22名の皆様に感謝状、広報紙コンクールの入賞校に表彰状が贈られ、受賞者を代表して、大泉きよみ前副会長(いわき湯本)が、長年携わってきたPTA活動への想いと感謝の念を熱く述べられました。
渡邉忍大会実行委員長 本田伸雄会津地方新局長 謝辞の大泉きよみ前副会長 葵高校ギターマンドリン部
続くアトラクションでは、葵高校ギターマンドリン部の皆さんの演奏が行われ、マンドリン合奏のための曲をはじめ、おなじみの映画やアニメの楽曲が奏でられました。初めてマンドリンを聞く方も多く、かそけき中にも趣のある音色に魅了された様子でした。
講演は、会津を拠点に活躍する経営者の松崎健太郎氏による、「落花生を使った幸せつくり」と題したお話をいただきました。取り組んでいる落花生の栽培、商品化、販売をとおして、農家だけでなく工場の従業員、販売者、共に働く障がい者等々、さらには消費者、地域の人々まで、みんなが幸せを感じる経営や社会貢献に取り組む理念とその行動力に、参加者は熱心に耳を傾け、お話しの後の質疑応答ではつぎつぎに手が挙がって、終了予定を30分以上オーバーするほどでした。
また、1日目の最後には、これも5年ぶりとなる教育懇談会が開催され、約100名の参加者が会津のお酒とごちそうを味わいながら、単Pや地区会の活動や課題等について情報を交換し、大いに交流を深める機会となりました。
松崎健太郎氏の講演 2日目は、専門委員会ごとの5つの分科会となり、事例発表、問題提起に続き意見交換が行われ、最後に県教委の社会教育主事、指導主事等から指導助言をいただきました。第1分科会では、PTAの活動をめぐる諸課題についてグループ討議等も行われるなど、そ れぞれ稔り多い研修となりました。
第1分科会(総務) 第3分科会(進路対策) 第4分科会(健全育成)
第73回東北地区高等学校PTA連合会山形大会報告
県南地区会事務局 あさか開成高等学校 浅野浩尚
第73回東北地区高等学校PTA連合会山形大会が、7月4日木曜日5日金曜日に、山形市のやまぎん県民ホールで行われ、1,200名の参加があったとのことです。
やまぎん県民ホールは、山形新幹線を降りてエスカレータ直結徒歩3分の所にあり、音響設備工事の施工をヤマハサウンドシステム・山形パナソニック特定建設工事共同企業体が担当した最新のホールで、山形北高校音楽科の高校生が歓迎として独唱した山形県民の歌「最上川」の生歌が、3階席の後ろまで十分に届き堪能できる会場でありました。また、米沢織の生地に庄内刺子が施された座面の天童木工の座席で、米沢牛弁当に舌鼓を打ちながら鑑賞した、山形東高校マンドリン部の演奏と、大会フィナーレを飾った天童高校ダンス 部のパフォーマンスをさらに素晴らしくするホールでした。
研究協議は、「未来を生きる子どもたちを育むための家庭・地域・学校の連携の在り方」というテーマで行われました。福島県代表として、いわき光洋高校の山崎建見PTA会長が、「睡眠健診プロジェクト~豊かな心の育成をめざして~」という題で研究発表されました。子どもの訴えに耳を傾け、子どもが現在抱えている悩みや不安について、学校と連携しながら可能な限り対応し、その解決策を子どもたちと考えていくのが大切だと発表されました。
素晴らしい大会会場の様子 研究協議のステージ いわき光洋・山崎会長
講演は、山形県米沢市にてブランディング会社を経営し、トヨタ自動車・レクサス等多数の日本企業のアウトバウンド施策に関わり、日本の魅力を全世界へ発信されているマンジョッ ト・ベディ氏が「Designing the NEXT Japan」というテーマで行いました。「日本人がグローバル社会で活躍するために必要なことは、日本企業と一緒で自分の『オリジン』を大切にすること。自分の育った町を知ること、自分の親や祖父母から話しを聞くこと、海外に飛び出て英語を学ぶこともすばらしいけれど、日本人であること、自分の『オリジン』を無視しては絶対にダメです。個性は自分の『オリジン』から生まれるのですから」。「子どもたちに“変わってほしい”と願うならば、まず大人が“変わる”ことです」。日本を敬愛し、世界を飛び回る氏からの熱いメッセージを受けることができました。是非、若い生徒にも聞かせたい講演でありました。
大会終了後、ベティ氏の言われた山形の『オリジン』、冷やしラーメン・出し・だだちゃ 豆・芋煮等を味わい、山形新幹線車中でいかに私が“変わる”ことができるかを考えながら、帰路につきました。
第73回全国高等学校PTA連合会大会の表彰式に参加して ~2024茨城大会参加報告と令和6年度優良PTA文部科学大臣表彰について~
会津第二高等学校 教頭 佐藤 繁
令和6年8月22日(木)・23日 (金)の2日間、第73回全国高等学校PTA連合会大会茨城大会が「歴史の町で変革を‼」をメインテーマに、「新たな時代が目に入らぬか」をサブテーマに据えて、水戸市のアダストリアみとアリーナを全体会の会場として、県内5会場で盛大に開催されました。
2024茨城大会開会行事 会場を埋める参加者(アダストリアみとアリーナ)
コロナ禍での「2021島根大会」では、私はオンライン参加しました。 「2022石川大会」では久しぶりの通常開催ということで現地参加することができまし た。今でも全国から金沢市内に集った多くの会員の方々の熱気に圧倒されたことを記憶しています(メイン会場で盛り上がっていた、いしかわ総合スポーツセンターは М7.6の能登半島地震では避難所になり、その映像には心痛めました)。
今回、「福島県立会津第二高等学校父母と教師の会」が令和6年度優良PTA文部科学大臣表彰となり、幸運にも全国大会に再度参加することができました。 毎回感じるのは、全国からの会員を迎える、各高校の保護者と先生方の「おもてなしの心」です。担当都 道府県の保護者の方々が手分けをして、会場付近各交通のポイントに立ち、会場入口では受付担当校が 満面の笑みでお迎えしています。アテンドする体制が完璧に完成されており、日頃の各校のPTA活動に加えて、2年以上前から全国大会開催の準備に奔走している姿が想像できます。現地の全国大会独特の雰囲気に触れるだけでも、参加する意義は大きいかと思います。表彰式では、現在の阿部俊子文部科学大臣(当時は副大臣)からの表彰でした。夜間定時制高校ならではのPTA活動が評価されたところで、本校活動内容についての詳細は文科省HPに掲載予定ですので、ぜひご覧いただければありがたいです。また、前全国高P連会長の表彰もあり、その笑いあり、涙ありのスピーチには大変感動しました。全国の会長を引き受けたところから、次の会長への引き渡しまでの苦労が、本気で取り組んだ人しか語れない素晴らしい受賞挨拶でした。
文科大臣表彰を受けた会津二高PTA 二所ノ関親方の講演 アトラクション(大洗高校マーチングバンド)
そして、何より一番の収穫は二所ノ関親方の記念講演でした。表彰式出席だったため、一 番前のVIP席で受講することができました。当然、横綱稀勢の里は知っていましたが、特に興味をもった全体会ではなかったのですが、親方の「人材育成」術には、ぜひ、保護者、先生方に聞いて欲しい内容でした。中卒で角界入りし、現役引退してから早大院を経て親方になった裏の努力には頭が下がりました。両国付近ではなく、敢えてふるさと茨城県で部屋を運営し、大関大の里、須賀川出身の十両白熊を早々と育てた指導手腕を知ることができました。学校に戻ってからも講演に対する興奮冷めやらず、同じく参加した会津工業高の土田先生とも講演の素晴らしさを語り合いました。二所ノ関部屋の今後の活躍には大注目です。全国大会参加は本当に大変なのですが、感じるもの、得るものが非常に多く、機会があれば、多くの保護者、先生方に参加をして欲しいと思います。
5月30日の会津大会開会行事の席上表彰式が行われ、本会顕彰規程により役員等を務められた22名の皆様に感謝状が贈呈されました。 東北地区高P連関係の表彰は7月5日の山形大会、全国高P連については8月25日の茨城県での全国大会において表彰伝達が行われました。
[顕彰規程第3条による感謝状の贈呈] № 所属校(R5年度) 氏 名 備 考 1 福島高等学校 鈴木 進一 副会長(調査広報委員長・県北地区会長) 2 福島高等学校 丹野 純一 理 事(県北地区会事務局校長) 3 福島高等学校 佐藤 達夫 理 事(県北地区会事務局校長) 4 安達高等学校 渡邉 覚 理 事(進路対策副委員長) 5 二本松実業高等学校 恩田 雪枝 監 事 6 白河実業高等学校 小山 正枝 副会長(健全育成副委員長・県南地区会長) 7 白河実業高等学校 永山 広克 理 事(県南地区会事務局校長) 8 白河実業高等学校 田村 和彦 理 事(県南地区会事務局長) 9 あさか開成高等学校 内山 耕一 理 事(進路対策副委員長) 10 あさか開成高等学校 牧野 伸也 理 事 11 会津工業高等学校 渡邉 忍 副会長(調査広報副委員長・会津地区会長) 12 会津工業高等学校 松本 善法 理 事(会津地区会事務局校長) 13 会津西陵高等学校 高橋 健 理 事(健全育成副委員長) 14 会津農林高等学校 芳賀久美子 監 事 15 いわき湯本高等学校 大泉きよみ 副会長(健全育成副委員長・いわき地区会長) 16 いわき湯本高等学校 阿部 学 理 事(いわき地区会事務局校長) 17 いわき湯本高等学校 藤田 絹江 理 事(いわき地区会事務局長) 18 いわき光洋高等学校 風間 健介 理 事(進路対策副委員長) 19 相馬総合高等学校 齋藤 久 副会長(進路対策委員長・相双地区会長) 20 相馬総合高等学校 中村 康伸 理 事(相双地区会事務局校長) 21 相馬総合高等学校 今野 貴文 理 事(相双地区会事務局長) 22 原町高等学校 西 道典 理 事(健全育成副委員長)
[令和5年度福島県高P連広報紙コンクール]≪優秀賞≫ № 学 校 名 紙 名 備 考 1 伊達高等学校 あぶくま 東北コンクール・優良賞 2 平商業高等学校 なかしお 東北コンクール・優秀賞 3 いわき湯本高等学校 PTA会報 東北コンクール・優秀賞
[他の関係機関・団体の顕彰(推薦者)] ) 第73回東北地区高P連山形大会受賞者 ≪表彰状≫ № 所属校(R5年度) 氏 名 役 職 名 1 会津工業高等学校 渡邉 忍 県高P連副会長 2 いわき湯本高等学校 大泉きよみ 県高P連副会長
≪感謝状≫ № 所属校(R5年度) 氏 名 役 職 名 1 福島高等学校 鈴木 進一 東北高P連調査広報委員 2 白河実業高等学校 小山 正枝 東北高P連健全育成委員 3 相馬総合高等学校 齋藤 久 東北高P連進路対策委員
令和6年度優良活動振興功労者表彰(文部科学大臣表彰) № 所属校(R6年度) 氏 名 功 績 1 会津第二高等学校 父母と教師の会 PTA活動の活性化
第73回全国高P連大会茨城大会会長表彰者(役員等、団体表彰) № 所属校(R5年度) 氏 名 功 績 1 福島高等学校 鈴木 進一 県高P連副会長、東北高P連 2 福島高等学校 PTA PTA活動の活性化
9 月4日、令和6年度の県教育委員会への要望活動を実施し、会長及び副会長5名が揃って県庁を訪れました。 鈴木健児会長から大沼博文教育長に要望書を手渡し、4項目からなる要望内容の説明をするとともに、教育長からそれらへの対応についての回答があり、その後、教育庁幹部と本会役員との懇談が行われました。
大沼教育長に要望書を渡す鈴木会長 教育庁幹部と懇談する会長・副会長の皆さん
【要望書】4つの項目 1 教育環境の整備充実について 2 生徒の進路実現のための支援について 3 生徒の健全育成について 4 学校の教育活動に関する予算等について
【回答】 1の(2) 県内7地区に地域ネットワーク推進委員会を設けて人材コーディネートを行 い、各学校で地域に根ざした探究的学びが展開できるよう支援している。また、普通科で導入したコース制を導入し、望ましい職業観や目的意識を醸成できるよう努めており、特色ある学校づくりができるよう十分配慮する。 2の(2) 進路指導については、難関校を目指す生徒の合同学習会や科学甲子園への参加促進等、探究学習をサポートするための事業を展開し、学力向上、進路目標の達成を支援するとともに。就職対策では基礎学力の向上対策、資格取得支援等、学校の実情に応じた支援を充実させていきたい。 3 の(2) 学習支援員は支援を必要とする生徒の状況に応じて適正配置に努める。スクールサポートスタッフ未配置は4校のみとなっている。部活動支援員は毎年増員しているが、生徒の安全な活動や教員の働き方改革を図ることができるよう努めていきたい。
なお、懇談においては、教職員の働き方改革の内容、職業観育成のためのインターンシップのありかた、就職希望者への求人や出願指導のありかた等が話題になり、意見の交換が行われました。
健全育成委員会 委員長 いわき光洋高等学校 山崎建見
令和6年度健全委員会の主な活動内容を報告をさせていただきます。 8月~10 月に、「登校時一声運動・マナーアップ運動」を実施しました。その後アンケート調査を行いましたが、「大切な運動なので今後も続けていただきたい」というご意見が多数寄せられました。
9月と11月には東北高P連健全育成委員会の研修が福島市で行われました。9月の研修では、講師に福島県生活環境部生活交通課主任主査の志村智之氏 をお招きし、「自転車事故とヘルメット着用の実態」という演題で講演をしていただきました。大切な命を守るためにもヘルメットの着用を是非呼びかけたいと感じました。11 月の研修は、講師に福島県保健福祉部薬務課の薬剤技師、武田直樹氏をお迎えし、「薬物乱用の実態と対策等について」の演題で講演をしていただきました。SNSなどで大学生や高校生でも手軽に薬物が入手できる昨今の現状を知り、危機感を感じました。
1年間健全育成委員会の委員長を務めてまいりましたが、東北各地のPTAの方と話をする機会も多くあり、貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。
進路対策委員会 委員長 あさか開成高等学校 猪狩 勝
令和6年度は各校で、コロナ禍以前により近づいた活動が多かったのではないかと思い ます。今年度は県高P連進路対策委員会を2回実施し、各地区の取組状況や課題を共有しまし た。各学校の進路指導の特色を活かしながら、より県全体での活動につなげていければと思っています。
東北高P連の研修会は盛岡市で2回開催されました。 1回目は、岩手県の商工労務観光部定住推進・雇用労働室雇用推進課長・小野寺こずえ様による講話「いわてで働こう推進委員会」を聞き、高校生の地元定着、進学者のUターン就職、地元以外への就職者のUターンなどについて、関係機関の施策等についての情報交換を行いました。2回目は、富士大学地域連携センター副センター長・吉田哲朗様と同主任・今井優様の「地域思考教育」に関する事例報告をもとにして、地方創成に係わり、地域の魅力発信、夢と希望が持てる地域づくりについて、意見交換及び情報交換を行いました。 いずれも、現代の少子化、東北地方の人口減少が地域社会に及ぼす影響を考えながら、今後の進学や就職についての保護者の在り方などについて、各県からの様々な意見交換が活発になされました。
調査広報委員会 委員長 会津工業高等学校 石田史典
令和6年度は2回の委員会活動を7月と1月に対面で行い、例年通りPTA広報紙コン クールを実施することができました。 コンクールの外部審査員として福島民友新聞社編集局総務の尾崎規様をお招きし、尾崎様より各校への講評も頂きました。アドバイスは次年度への励みになるものと思います。
◇各地区代表校 地区名 高 校 名 県 北 伊達高校 福島南高校 福島商業高校 県 南 郡山商業高校 安積黎明高校 須賀川創英館高校 会 津 喜多方桐桜高校 若松商業高校 葵高校 いわき いわき湯本高校 小名浜海星高校 磐城桜が丘高校 相 双 ふたば未来学園高校 相馬総合高校 相馬農業高校
◇県代表校 若松商業高等学校 「明浄」No.76 喜多方桐桜高等学校 「絆」第24号 いわき湯本高等学校 「PTA News」vol.4 *県代表3校の広報紙は、東北高等学校PTA連合会広報紙コンクールに出展
◇東北地区コンクール(各県3校・18校出展) 2月14日(金)青森県にて開催 優秀賞 福島県立若松商業高等学校 「明浄」No.76 優良賞 福島県立いわき湯本高等学校 「PTA News」vol.4 奨励賞 福島県立喜多方桐桜高等学校 「絆」第24号
県北地区会 会長 安達高等学校 大河内 威
県北地区事務局校として今年は大変お世話になりました。5月の総会で前任校より引継ぎがあり、この一年間さまざまな新しい経験と出逢いを重ねることができました。幾つかの主だった役割活動を振返ってみますと、先ず思い浮かぶことは会津での県大会健全育成委員会分科会で、本校の取り組みについて発表をさせていただく役目を務めたことです。本校の紹介もかねてたいへん良い機会となりました。
次に福島県子ども読書活動推進会議への出席が挙げられます。新たに出版される書籍についてその内容を検討する極めて緊張感の伴う会合だったことが強く印象に残ります。また、福島県への要望を伝えるために県庁にうかがい、教育環境整備、子供たちの進路実現への支援、健全育成取組強化などについて有意義な意見交換をおこなってまいりました。地元二本松地区で開催されました健全育成推進大会への参加についても触れますと、小中学校から代表児童生徒の作文発表、更に「子どもの言動をとらえ、拓く家庭の在り方」と題して、銀の森治療院院長の渡邊健氏にご講演をいただきました。12月20日には福島県青少年会館にて県北地区高P連調査広報委員会広報紙コンクールを開催することができました。以上、いずれもコロナ禍を経て再び対面形式による自発的で活発な会合であったことをお伝えし報告とさせていただき ます。
県南地区会 会長 あさか開成高等学校 猪狩 勝
県南地区の研修会・専門委員会は、11月6日水曜日に郡山市のホテルハマツにおいて、120名のご参加を頂き盛会の内に終了することができまし た。研修会は、NPO法人トラストコーティング代表の馬場啓介氏を招き、「コミュニケーションを学ぶ文化を創る」というテーマで講演をしていただきまし た。ジャッジすること無しに、保護者や教員として子供や生徒の意識を高めるコーチング法を、ご教示して頂きました。氏の適切な質疑応答の仕切りもあり、まさに氏が言われていたジャッジなしの90分間でありました。講演終業後、多数の高校から「是非我が校でも講演して頂きたい」と事務局に問い合わせがありました。
専門委員会は、3会場に分かれて実施しました。調査広報委員会は、福島民報社編集部の今野憲氏を招き、広報誌コンクールの審査を行いました。進路対策と健全育成委員会は、昨年までは副委員長校3校の実践発表を行なっていましたが、今年度からは各学校から出された諸問題に対して、参加者が意見情報を交換する場としました。それぞれ「スマホ・ヘルメット使用」「アルバイトのあり方」、「保護者参加のPTA進路行事」について話し合われました。すべての学校に当てはまる解答は出なかったものの、近隣の学校間での活発な意見交換が行われました。保護者や教員として大変有意義な時間を過ごし、学ぶことができたと思っています。
最後になりますが、本研修会の開催にあたりご尽力頂きました県南役員並びに単P事務局の皆様には心から感謝申し上げます。また、ご支援ご協力頂きました関係諸機関、PTA会員の皆様に改めて感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
会津地区会 会長 会津工業高等学校 石田史典
令和6年度の会津地区の活動は、5月に会津若松市のワシントンホテルにて、県大会会津大会が開催されました。コロナ禍を経て6年ぶりの開催となりました。各地区より多くの方がご参加いただき、盛会に終えることができました。
11月の秋季研修会は、昨年と同じく多くの学校から保護者、進路アドバイザー、PTA担当の先生方、合わせて35名のご参加を頂きました。第1部では「子供の可能性を広げ、理想を実現へと導く」と題し、株式会社セールスリンク・中山聖子氏より講演を頂きました。 これからの時代における地元の魅力、進学後のUターンも含め県内就職の魅力や保護者が子ども とどう一緒に考えていくかについてお話して頂きました。第2部、荒川産業株式会社と株式会社マコト精機の取締役、若手社員をパネラーにお迎えし「地域で事業展開をする魅力と将来性、地元で働く魅力について」をテーマに、パネルディスカッションを開催しました。会津地域で事業展開する魅力、各社の雇用への取り組み、若手社員の生の声を伺うことができ有意義な研修会となりました。
いわき地区会 会長 いわき光洋高等学校 山崎建見
令和6年度のいわき地区の活動は、5月14日総会を開催し多くの地区会員の皆様にご参加いただいたところからスタートし、3つの専門委員会が中心になって活動を行いました。
進路対策委員会は、キャリアコンサルタントの中山聖子先生をお呼びし、進路講演会を実施しまし た。「子どもの可能性を広げ、理想を実現へと導く」をテーマにご講演頂き、2部では「地元で事業展開をする魅力と将来性、地元で働く魅力について」をテーマにパネルディスカッションを行いました。私も地元企業の経営者という立場でパネリストとして参加させて頂きました。調査広報委員会は、効果的な広報誌づくりのために「PTA広報誌企画・入門編~見る 読む考える広報誌づくり」と題し、池端達朗様にご講演をいただきました。
また、「街頭登校時あいさつ運動」を2回常磐線沿線の駅や学校の正門で実施し、100名を超える皆様にご参加いただきました。本年は地区PTAの繋がりを大切にしようと県大会や東北大会において皆様と交流の機会を設けさせて頂きました。次年度はいわきで県大会が開催されます。引続き皆様と連携を取っていければと考えております。
相双地区会 会長 原町高等学校 和田菜子
令和6年6月23日、相双地区高等学校PTA連合会の第1回役員会・専門委員合同委員会が開催されました。本会では、各校のPTA役員が集まり、年間行事の確認や各学校の取り組みについて情報共有を行いました。まず年間行事については、昨年度の活動を振り返りつつ、今年度の計画を再確認しました。各校 のPTA活動の現状や課題についても議論し、特にコロナ禍を経た学校行事のあり方や、地域との連携強化の必要性が話し合われました。
また、各学校の取り組みでは、学校ごとの特色ある活動や課題が共有されました。学習環境の充実、進路指導、地域貢献活動など、多岐にわたる報告があり、PTAの果たす役割の重要性が 改めて認識されました。さらに、本会では来年度の重点課題として「自転車ヘルメット着用の義務化」に関する要請を、生徒指導協議会(生指協)および各学校に対して行うことが採択されました。自転車事故の防止と生徒の安全確保を目的としたこの取り組みは、地域全体で支援していくべき重要な課題であり、今後の具体的な方策について協議を進めていく予定です。
今後も、相双地区のPTA活動を通じて、より良い学校環境の実現と生徒の健全な成長を支えていくために、積極的に活動してまいります。
第77回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 男子八種競技 優勝 三年間の恩返し
会津学鳳高等学校 3年 高橋駿士
悔しい思いをした昨年のインターハイから一年間、今年のインターハイで優勝することだけを考えて準備をしてきました。福岡で開催された今回の大会は、ずっと気温も湿度も高く、厳しいコンディションでした。しかし、家族やチームメイト、トレーナーさん、そ して三年間鍛え上げてくださった顧問の先生に全面のサポートをいただき、競技をやり遂げることができました。
大学生、社会人になると十種競技となり、シニアの舞台となれば私の周りの世界が大きく変わります。私の陸上競技最大の目標は世界大会優勝と世界記録の更新です。これからは、その目標につながるように、まずは大学生として世界大会出場を目指します。応援してくださる方々の期待に応え、さらには、福島県、日本を背負って戦える選手になれるように努力を続けていきま す。今後も応援をよろしくお願いいたします。
第75回全国高等学校バドミントン選手権大会 学校対抗 男子 準優勝 悔しさをバネに
ふたば未来学園高等学校 バドミントン部 男子キャプテン 松川健大
今年の夏はとても悔しい結果となりました。昨年度のインターハイと全国選抜でライバル校である埼玉栄に勝って優勝をしていたので、新チームでも春夏連覇をしようと皆で目標を掲げて練習をしてきました。夏のインターハイが3年生とって高校最後の大会になる ので、勝ちたいという気持ちはどこの学校にも負けないくらい強かったと思います。しかし、本番になるとそう簡単にはいかず、思うようなプレーをすることができませんでした。チャレンジャー精神で向かってきた埼玉栄の方が一枚上手だったのかなと思います。
優勝には届きませんでしたが、これまで一生懸命やってきた練習や本番でのパフォーマンスは私たちの人生の中でも人生の中でも大切な経験となり、大切な経験となり、凄く価値のあるものになりました。今回味わった悔しさを忘れることなく、これからの練習に励んでいきたいと思います。
日々全力で活動できているのも支えてくださっている福島県の方々や先生方、 保護者のおかげであり、私たちに携わっていただいた方々に感謝の気持ちでいっぱいです。これからもたくさんの方から応援される選手になれるよう努力し、結果で恩返しできるように頑張っていきたいと思います。これからも応援よろしく お願いします。
令和6年度全国高等学校総合体育大会北部九州総体2024カヌー競技 カヤックフォア500m 第3位 青木悠生(2年)渡辺洋介(3年)安齋勇真(2年)島村金太郎(1年)
福島県立安達高等学校 3年 渡辺洋介
北部九州総体でカヤックフォア(4人乗り)500mの種目で3位入賞することが出来ました。
昨年のインターハイでは、準決勝敗退と悔しい結果に終わってしまったので、このような成績を残せて非常に嬉しく思います。 昨年の大会ではスタートから置いていかれ、後半で追い上げきれずに負けてしまうレースが多く、今年1年間はスタートダッシュをチームボート、そして個人でも集中的に取り組みました。しかし、今年のインターハイ前の東北大会ではやはりスタートで出遅れ、後半で追い上げきれないレース展開でした。レース後メンバーでミーティングをし、インターハイまでの残り少ない練習時間を最大限に使おうと話し合いました。インターハイで は、予選、準決勝と勝ち上がり、決勝ではスタートも出遅れることなく後半まで粘り、長所のラストスパートで3位まで順位をあげることが出来ました。 奥の青い艇が安達高校のクルー
このような成績を残せたのは毎日切磋琢磨して競い合ったチームのメンバー、技術的そして精神的に指導して頂いた顧問の先生方、遠い遠征などにも応援に駆けつけ、支えて下さった保護者の方々などたくさんの方々の支えがあったからです。
来年の安達高校カヌー部は今年よりも強いチームになると確信しているので応援よろしくお願い致します。
クルーメンバーの集合写真
第77回全日本合唱コンクール全国大会 金賞 第91回NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール 銀賞 二つの全国大会を終えて
会津高等学校 合唱部 部長 穴澤璃子
私達会津高等学校合唱部は、第77回全日本合唱コンクール全国大会に出場し、本校として13大会連続である金賞を、また91回NHK全国学校音楽コンクール全国コン クールに出場し、銀賞(第2位相当)をいただくことができました。
これまで私達は、1人1人が日々の練習に励み、仲間と共に1つの音楽を作り上げてきました。曲の世界観を聴いてくださる全ての方々に届けられるよう、歌詞に込められた想いやメッセージを皆で考え、より深みのある演奏ができるよう心掛けています。今回の大 会でこのような賞をいただけたのは、日頃から支えてくださる地域の方々、保護者の方々、そして先生方のおかげであると思っています。これから新体制となり、新たな会津高校合唱部としての活動が始まりますが、支えてくださる方々への感謝を忘れずに、部員全員が音楽を楽しんで、多くの方々に想いを届けられるよう励んでいきたいと思います。
第48回全国高等学校総合文化祭自然科学部門物理分野研究発表 文化庁長官賞 全国高等学校総合文化祭自然科学部門(ぎふ総文)に参加して
安積高等学校物理部
「スマートフォンはなぜ画面を下にして落ちるのか」というタイトルで口頭発表を行い、受賞した。スマホが回転落下する際の角速度が最初に手に持っているときの初期角度次第で変わるので、地面についたときのスマホの角度は初期角度と落とす高さで決定されることを突き止めた。私たちがふだんスマホを持つ初期角度と高さでは地面に落下した際にちょうど画面が下になってしまうことが分かった。
五十嵐瑛汰 3年 物理部
参加したことのない全国大会であり、最初の学校の発表を聞いてレベルの高さを身にしみて感じたが、これまでの研究成果を胸に、サポートしてくださった方々への感謝ととも に、後悔のない最高の発表をすることができた。今回の貴重な経験や様々な出会いを大切にして、学問に真摯に向き合っていきたい。
全国大会だけあって発表のレベルが全体的に高く圧倒されたが、自分達も負けていられないと感じ、これまでの研究の成果や練習を信じて本番に臨むことができた。今回の受賞が今後の研究・勉強のうえで自信につながると思うので、ここで部活も引退し一区切りにはなるが、引き続き自己研鑽を続けていきたい。
第68回日本学生科学賞 文部科学大臣賞 第48回全国高等学校総合文化祭自然科学部門ポスター部門 文化庁長官賞 全国大会に出場して
会津学鳳高等学校SSH探求部化学班 2年 髙橋幸嗣
私たちは今年、「アラニナト銅水溶液に生 じる赤色薄膜の解明」という研究成果でいくつかの発表会に参加しました。この研究は別 の実験の最中、偶然発見した未知の現象を解明するもので、大変興味深いものでした。研究の結果、赤色薄膜は高純度の酸化銅(Ⅰ) 結晶であることがわかり、理学的にも工学的にも価値あるものとなりました。
発表会までにやるべきことは山のようにありました。これまでの知見を整理するために 大量の文献を読み込み、実験を繰り返し、得られたデータから筋道を立てた考察を行いま す。また、発表に向けて分かりやすく説明できるように資料やプレゼンポスターを作るなど、行うべきことは多岐にわたります。それらの壁を乗り越えながら、私たちは日々研究と発表練習を続けてきました。その苦労が報われ、上記に示したコンテストをはじめ、全国レベルの大会4つで受賞することができました。
特に、夏、岐阜県で行われた全国高校総合文化祭での印象が大きいです。大会当日、初めての全国大会ということもあって、多くの聴衆を目の前に緊張が止まりませんでした。しかし、審査員の先生方の鋭い質問にも答えながら、今まで練習してきた成果を存分に発 揮できたことは自信につながりました。受賞の瞬間、共に頑張ってきた先輩方の歓喜の姿は、今でも忘れることができません。
現在、私は後輩を指導する立場になりました。これまでで得た大きな経験を後輩たちに伝えていきたいと思います。また、今後も自分の研究に誇りをもって取り組んでいきたいと思います。ご支援いただいた多くの方々に感謝いたします。
第39回全国高等学校文芸コンクール 部誌部門 優秀賞
磐城高等学校 文学部
この度は校外部誌「磐高文学」が、このような賞をいただけたことを大変嬉しく思いま す。「磐高文学」の歴史は長く、昭和24年から発行が続いています。文芸部誌としての特徴は、写真や色を一切使わないシンプルなデザインで、部員の作品自体が際立つ構成になっています。
そんな「磐高文学」ですが、昨年は部費の大幅な削減によって製作がかなり難航しました。例年印刷所に依頼していた作業のほとんどを、部員自身でやることとなったのです。部誌百冊分の原稿の印刷を学校の印刷室で行い、一枚一枚部員の目で確認し、汚れが 目立つ箇所は消しゴムで綺麗にして、やっと完成したのが「磐高文学」第八十二号です。例年どおりいかなかった分、新しさが映える作品です。
全国高等学校ダンスドリル選手権大会2024 KICK 部門 第2位・MILITARY部門 第2位 個性を生かして統一した輝きを
郡山高等学校 チアダンス部 服部美里
郡山高校チアダンス部は、昨年の夏に行われた全国ダンスドリル選手権大会2024のKICK部門、MILITARY部門において、準優勝を果たしました。目標としていたKICK部門4連覇、MILITARY部門2連覇を逃し、とても悔しい思いをしました。
3年生が引退し新体制になり、先輩方が培ってきた伝統に加え、今やるべきことをしっかり考えて練習をする日々です。新体制となって初の東北大会ではSONG/POM部門、JAZZ部門、1・2年生SOLO部門の出場した全部門で全国大会への出場を果たしました。全国大会で入賞することはできませんでしたが、目標としていた得点を達成することが出来ました。12月に行われたUSA Regionalsでは2年ぶり2回目となるJAZZ部門、創部初となるSONG/POM部門の出場した2部門において、3月末に行われるUSANationals(全国大会)への出場権を獲得しまし た。
私たちの強みは、一人一人が持つ個性とその努力です。部員全員がひとつの目標に向かって、成長し続けることが、このような結 果に結びついていると思います。日々の練習で、学年を越えて互いに高め合いながら、私たちのダンスに誇りを持って活動しています。今後も私たちを支えてくださる先生方、コーチ、先輩方、保護者の皆様、観客の皆様への感謝の気持ちを忘れずに、より高みをめざして精進して参ります。
【演題】「落花生を使った幸せ地域つくり」
【講師】 松﨑 健太郎 氏
● アイヅピーナツジャパン商い五方良し 1 お客様良し お客様に感動を与えられる商品・サービスをして「APJ感動ブランド」でお客様の幸せを追究する。 2 お取引先良し APJに係るお取引先にとっても、取引が喜ばしいと思ってもらえる関係になる。 3 自社良し 商いとは利益の追求ではなく、感動の対価でちゃんとした報酬をもらえる仕組みを作ること。 4 地域良し 地域農業・産業に貢献し地域が喜ぶ商いを考えていきましょう。 5 社員良し 幸せな社員が幸せな会社をつくり、幸せな会社が地域を幸せにする。
● 幸せになれたおふくろのことば
「どんな小さな器でも、かまわんから、まず自分の器を水いっぱいにしなさい。そこから一滴でもこぼれた水は、惜しまず全て人にあげるんよ。決してこぼれた水まで貯えようなんて、がめつい人間になってはあかん。」 「人を幸せにするならまず自分が幸せになりなさい。」 ・もし自分が幸せであることを伝えられる人がいたら、ぜひ伝えてほしい。
● なぜピーナツ作りを始めたか
菓子問屋のセミナーに参加した時、ある大阪の社長さんに言われます。 自分「落花生の国産原料が手に入らないんですよ。何か良い方法ないですかね?」 社長「そんなん簡単ですよ。無いならあなたが作ったらよろしい。」 自分「そっかぁ。作ろう。」 ・衝撃を受け、種を取り寄せ蒔いた。そんなことできないと考えなくて良かった。 ・昭和50年から10年間位、会津で100町歩の落花生を生産していた。日本一に近い生産量だったが、関東で加工され千葉県産として販売されていたため、あまり知られていない。40年前から会津産として売っていればと考えると悔しい気持ちもするが、これから40年かかっても良いかなと思う。また地域資源の再生にもなっているかな。 ・手に入りにくい食材作りは面白い。ライバルも少ない。(ビジネス用語でブルーオーシャンと言われる。)
● 農業に感じる可能性
・一昨年4月より、原産地表示が義務化された。加工メーカーが国産材料を求めるようになるだろう。現在、北海道に集中して、多くの原材料が生産されているが、台風が北海道に来る時 代でもある。北海道が不作になったときのリスクを避けるためには、他地域での空き農地を活用して生産する必要が出てくる。一次産業のチャンスであり、東北がこれからの日本の食を支えることになるのでは。 ・農工商連携型6次化について(スライドで味噌の例などの説明がありました。)
● 地域資源について ~ピーナツを自分で作ることになる質問より前に~
ある大阪の社長さん 「会津には資源がありますかぁ~。」
20代の自分 「ん~何もないですねぇ~。」
ある大阪の社長さん 「かわいそうですのぉ~。会津には豊かな土があって、水があって、観光地ですよね?歴史もあって、おいしい野菜や食べ物があって、温泉もある。そこで何もないと言ったらどこに行っても商いはできませんわなぁ~。」
・何もないと言ってしまった自分が恥ずかしくて、ここから地域資源について考えるようにな った。
・空き農地、空き商店街、空き家。空きは資源に変わる。空き農地に落花生を植えて、落花生からアイスクリームができる。空き商店街にカフェを含む3店舗が同時にオープンしたら資源に変わる。(白河市の南湖公園)空き家も悲観しないで資源にすることを考える。
・資源×資源を考える。(たんさんの例がスライドで紹介されました。)
● 最後に 子どもたちに必ず伝えていること
・世界は今小さくなっている。交通機関の発達により、24時間で南極に到着できるほど、時間的距離が短くなっている
・みんなの時代は生き方を選べる時代。日本の人口は減っているが、世界の人口は増えている。 縮小マーケットで心豊かに過ごすこともできるし、拡大マーケットで挑戦することもできる。
1 福島県高等学校PTA連合会会長あいさつ
2 令和6年度福島県高等学校PTA連合会総会
3 第73回東北地区高等学校PTA連合会山形大会
4 第73回全国高等学校PTA連合会茨城大会
5 令和6年度福島県高等学校PTA連合会顕彰受賞者一覧
6 県教育庁への要望活動
7 各委員会報告
8 地区PTA活動
9 栄光をたたえて
10 特集-第74回福島県高等学校PTA連合会会津大会講演集録-